エセ紳士の館

食い道楽日記。ランチネタは定評がありました。主な活動領域は恵比寿、広尾、西麻布。

エセ紳士の館

北米

22_日記

LCCの台頭。

ローコストキャリアー(LCC)って知ってますか?いわゆる格安航空会社ってやつですね。国土が広大な北米やヨーロッパ(EUのおかけで国土と言っても差し支えない)ではすっごくポピュラーな航空会社です。代表的なのは、ライアンとかイージージェットとかですね。 なんってったって料金がめっちゃ安い。数千円、路線やタイミングによっては数百円という設定もあります。機内サービスがなかったり、離発着空港がちょっと田舎だったり、機内はエコノミークラスのみだったりしても、その値段にはかないません。 あの比較的大柄な欧米人が膝を抱えて辛そうにしてまで乗ってるって話です。 そんなLCCが日本でも出てきそうな兆しがあります。AIRDOやSNAやスカイマークはどーなの?って話がありますが、どこも上手く行ってません。理由は色々あろうかと思いますが、 ・真の格安料金設定ではない(secondary airport-サブ空港-に発着できないため) ・鉄道との競争(日本では鉄道網が比較的発達しているため) などなどでしょう。 しかーし。ついに日本でもLCCが出てきそうな兆候があります。なんとそれはANAです。ANAがLCCの設置を検討しているとのことで、最近ニュースになりました。なぜここでANAがLCCを生もうとするのか。 それは羽田の国際化を見越したオープンスカイ(航空自由化)協定のためでしょう。オープンスカイが発効すると、色んな国の色んな航空会社がバシバシ参入してきます。それは日本だけのことではありません。むしろ中国を始めとするアジアの需要増を見込んでの攻めの姿勢だと考えられます。 となると、従来の価格帯でまったりやっているだけでは他国のキャリアに市場を奪われかねません。LCCに対抗するには同様にLCCを作って同じ土俵で戦うか、ANA以外の会社には乗らない!というお客様を捕まえるしか、方法はないでしょう。後者のお客様が増えてくればすばらしいことですが、そう上手く行かないのが市場というもの。というわけで、LCC設置の重要性が高まってきているわけです。 ANAのLCC。楽しみですね。

Read More