エセ紳士の館

食い道楽日記。ランチネタは定評がありました。主な活動領域は恵比寿、広尾、西麻布。

エセ紳士の館

100%

22_日記

100% vegetable?

白金台の東急ストアでエセ主夫よろしく買い物をしていたら、黒いチャドルを着た外国人のおばちゃんが食用油のボトルを手に持ち、これまた外国人のおっちゃんを捕まえて何かを尋ねていました。よくよくその会話を聞いてみると、どうやらおばちゃんは「これ、100%ベジタブルなの?どうなの?」と聞いていました。でもおっちゃんの方も「うーん、わかんねぇなぁ。」という感じでした。ここでエセが登場。「May I help you?」と割って入り、そのボトルを見てみたところ、こう書かれていました。 「原材料: なたね油」 ・・・え、以上?あまりの情報の少なさに愕然としました。更に、ここでエセ紳士の世間知らずっぷりをさらすわけです。つまりエセ紳士はおばちゃんの求める回答を返してあげることができませんでした。その油が100%植物由来かどうかわからんかったわけです。(正確には100%植物ってことで問題ないんだろうなと思ったけれど、ちゃんと書いてないから確証が持てなかった。) 「すまん、おばちゃん。自分、わかんねぇっす。だって書かれてないんだもーん。」と答えたので、結果的におばちゃんは油を買わずに帰って行きました。ごめんね、おばちゃん。 とまぁこんなネタが今日は転がっていたわけです。で、確かにムスリム的視点で見てみると、食の問題ひとつとっても日本はめちゃくちゃ生活しにくいんだろうなぁと思いました。ハラールかどうかの表記がないのはもちろん、原材料がわからなかったり、同じ工場内で作られている別の商品の原料の記載がなかったりと、敬虔なムスリムの人たちにとっては「何かわかんねーもんは食えねぇよ!」という事態になります。せめてハラールかどうかの識別シールくらいは値札に貼ってあげてもいいかもしれません。多少コストはかかりますが、皆に優しいスーパー、街づくりをしていきたいものですね。

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