エセ紳士の館

食い道楽日記。ランチネタは定評がありました。主な活動領域は恵比寿、広尾、西麻布。

エセ紳士の館
13_仕事

12日目(予定)

今日は天気が良くない。普通こういう日はバイトに行きたくなくなるものだ。だが、駅ビル内のバイト先というのは天候にほとんど左右されないので(強風で電車が止まること以外は)、天候もあまり気にする必要はない。今日は「ランナー」について語ろうと思う。


「ランナー」とはdish up(デシャップ:キッチンの窓口)に上がった料理を客席近くのスペースまで運び出す仕事である。
どんどん出来上がる料理、飛び交う呼び声…

「A7, food, pick up!」

と聞くと大きな声で返事をして料理を取りに行かねばならない。それがランナーの仕事である。
なぜこんな役職があるかというと、店内がホールがあまりにも広いからサーバー(一般的にいうウェイター)の人間は料理を取り上げに行っているとお客様に十分な対応ができなくなるからである。(と自分が勝手に考えている)
しかしながら、サーバーが接客中や端末入力中であり手が離せないため、料理をお客様のテーブルまで持っていかなければならないことが多々ある。そういった場合、困ることは料理の名前である。お客様に料理を出すときに料理名を伝えないわけがない。わかるものはそのまま出して、わからなければ近くのわかりそうな人に聞く。そうやってランナーは料理を覚えていくのである。

ちなみに自分は3回しかランナーをやっていない。すでに9日目にサーバーになってしまったからである。恐ろしい早さだ…覚えることばかりで身体がついていかない。というわけで、次回は「サーバー」の話である。

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