LCCの台頭。
ローコストキャリアー(LCC)って知ってますか?
いわゆる格安航空会社ってやつですね。
国土が広大な北米やヨーロッパ(EUのおかけで国土と言っても差し支えない)では
すっごくポピュラーな航空会社です。
代表的なのは、ライアンとかイージージェットとかですね。
なんってったって料金がめっちゃ安い。
数千円、路線やタイミングによっては数百円という設定もあります。
機内サービスがなかったり、
離発着空港がちょっと田舎だったり、
機内はエコノミークラスのみだったりしても、
その値段にはかないません。
あの比較的大柄な欧米人が
膝を抱えて辛そうにしてまで乗ってるって話です。
そんなLCCが日本でも出てきそうな兆しがあります。
AIRDOやSNAやスカイマークはどーなの?って話がありますが、
どこも上手く行ってません。
理由は色々あろうかと思いますが、
・真の格安料金設定ではない
(secondary airport-サブ空港-に発着できないため)
・鉄道との競争
(日本では鉄道網が比較的発達しているため)
などなどでしょう。
しかーし。
ついに日本でもLCCが出てきそうな兆候があります。
なんとそれはANAです。
ANAがLCCの設置を検討しているとのことで、
最近ニュースになりました。
なぜここでANAがLCCを生もうとするのか。
それは羽田の国際化を見越した
オープンスカイ(航空自由化)協定のためでしょう。
オープンスカイが発効すると、
色んな国の色んな航空会社がバシバシ参入してきます。
それは日本だけのことではありません。
むしろ中国を始めとするアジアの需要増を
見込んでの攻めの姿勢だと考えられます。
となると、従来の価格帯でまったりやっているだけでは
他国のキャリアに市場を奪われかねません。
LCCに対抗するには同様にLCCを作って同じ土俵で戦うか、
ANA以外の会社には乗らない!というお客様を捕まえるしか、
方法はないでしょう。
後者のお客様が増えてくればすばらしいことですが、
そう上手く行かないのが市場というもの。
というわけで、LCC設置の重要性が高まってきているわけです。
ANAのLCC。楽しみですね。