エセ紳士の館

食い道楽日記。ランチネタは定評がありました。主な活動領域は恵比寿、広尾、西麻布。

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[痛板] エセ的痛板の作り方。(後編)

はいはーい。ではエセ的痛板の作り方後編いきまーす。
ここからは実際にシール台紙に印刷してから切り貼りするフェーズをまとめてます。
前段の前編はこちらからどーぞ。
[痛板] エセ的痛板の作り方。(前編)

6.専用紙に印刷
デザインが確定したら実際に印刷してみます。恐らくA4で収まらないサイズの絵が出来ていると思いますので、ツギハギにすることは確定でしょう。プリンタ用紙の位置の調整が命です。エセ紳士の場合は普通紙で十分に調整と確認をしてから実際のシール用台紙に出力しました。継ぎ目はなるべく重ならないように、極論すれば0mmにしたいところですが、それで逆に足りないことの方が怖いので、少しは重なり部分を持っていてもいいかもしれませんね。後で切ることはできるので。
とは言うものの台紙は多めに買っておいたほうが無難かと。失敗用、本番用、復元用などです。ケチっていざ足りなくなって買いに行かなきゃ!って時間を食うよりは、最初から余らせてでもそのリスクを軽減する方がいいと思います。腐るものでもないですし。
痛板イメージ印刷後

7.UVカットフィルム貼り
エセおすすめのシートだとUVカットフィルムがついてきます。これの貼りつけがけっこう厄介です。ずれたり空気やホコリが入っちゃうと残念な結果になりますので気をつけましょう。事前にお部屋の片付け、モップがけなどをしておくことをオススメします。

UVカットフィルム01

詳細は台紙裏の説明書に譲りますが、エセ紳士はここで30cm定規を活用しました。フィルムを貼りつけていく際に均一に力をかけるためです。少しずつ、少しずつ、焦らず、ゆっくりと貼りつけます。根気が要る作業でした。
UVカットフィルム貼り01

横からの図。ここで定規登場。手ブレしててごめんなさい。集中力を要するタイミングなので撮影に気を配ってられないんです。
UVカットフィルム貼り02

じっくり均一に力をかけてシールとフィルムを貼りあわせていきます。ホコリが入らないように、空気が入らないように。
UVカットフィルム貼り03

ふぅ。なんとか貼れました・・・が、この慎重な作業を合計で5枚分やらねばならんのですよ。この時ほどA3対応プリンタがほしいと思ったことはありませんでした。
UVカットフィルム貼り04

ハンドタオルなどで上から押しながら、フィルムをステッカー台紙にしっかりと定着させます。
UVカットフィルム貼り05

8.板の形に切り取り
枠線に沿ってハサミで切り取っていきます。割と分厚いため、おそるおそる切っているとハサミさばきがヨレるか可能性が高いです。ここは思い切って切り進んでいく必要がありそうです。また、直線部分はカッター等に頼るのもひとつの手段だと思います。
枠線で切り取れたら、台紙のつなぎ部分で重なる部分があれば切って、絵がつながるようにします。これは真っ直ぐ切るだけなのでカッターの方がいいと思います。
切り取れたら実際に板に置いてみて、ハミ出し部分がないかどうか最終確認します。ハミ出しているようならそこを慎重かつ大胆に切り取ります。腕の見せ所ですよ。

痛板イメージ切り取り01

板自体が毛羽立っていたのでカッターで削っておきました。
痛板イメージ切り取り02

9.板に貼りつけ
貼り付けられることが確認できたら、セロハンテープで板に仮留めします。台紙とシールを少しずつ分離し、端から貼りつけていきます。板は細長いので少しでも傾いて貼ると逆の端で大幅にずれちゃうので注意深く実施します。「やべ!ずれてきてる!!」と気づいた時には、諦めて一旦剥がしてやり直す、という判断を下すことも必要かと思います。1回くらいなら粘着力は問題ないと思います。実際にエセ紳士は剥がして貼り直しをしました。(そして今気づいたんですが、シールの台紙部分だけ切り込みを入れておくと、切れ込みごとの部分で貼付けのコントロールができそうな気がします。それなら一発勝負にならなくてよさそうですね。台紙だけ切るという細かい作業が必要ですが、やってみる価値はありそうです。次回試してみます。)
もちろんここでもフィルムの時と同様に空気、ホコリが入らないように注意しながら貼り付ける必要があります。
テールはこんな感じで貼れました。継ぎ目が見えるのはご愛嬌ということで。
痛板イメージ貼りつけ01

10.ロウの塗りこみと完成、そして撮影
ここまできたら、最後の仕上げはロウの塗りこみです。これはシールの切断面を保護し、水の侵食による変色を防止するためです。だから別にロウでなくてもいいと思いますが、エセは手頃なものがスキーWAXだったのでそれを使っておきました。シールの端と柄の継ぎ目に塗りこみます。気休めかもしれませんがやらないよりはいいと思います。
そうして表面に残ったWAXを拭きとってから壁などに立てかけてます。さて、撮影準備はよろしいですか?はい、チーズ!!
痛板完成01

・・・以上で作業は完了です。あとはゲレンデに持ち出して、痛い視線をいっぱい浴びましょう!!

痛板とエセ紳士

いやーしかしイタいっすね、これは。まぁそれが楽しいんですけどね。そんなわけで、このブログ記事がこれから痛板を作ろうと思ってる人の一助になれば幸いです☆

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